小学生は鉛筆のほうがいいの?

小学生は何事も基本から


日本の場合には、小学生の課程は読み書き、計算の基本を徹底して習得していきます。その場合に利用する用具に関しても、最も基本的なものから使えるようにしていきます。


その際に用いる筆記具については、やはり基本的な用具としての鉛筆が最も利用される文房具のひとつになります。


このように、学習や遊びの中で鉛筆などの筆記具や箸などの食器を使いこなしていけるように、訓練指導をする役割が学校にはあります。


なかでも鉛筆は、学校で用いるものは規格がほぼ統一されて、その濃度なども規格が定められています。したがって指導するうえでも、同じ鉛筆を携えていれば、集団教育が中心の日本の学校では指導をしやすいです。


児童もその点、同じ用具としての鉛筆で教師の指導を受けやすく、同級生どうしでも横で自分と比較しながら、使い方や文字の出来を比較しやすいといえます。





体の発育と用具


小学校低学年の場合には、解剖学的にみると骨の成長がいまだ中途段階です。手首の骨の数は大人と比較しても少なく、配置もまばらです。したがって、おとなのように微妙な手の動きの調節はしたくてもできない状態です。同様に指の微妙な動きに関してもまだ思ったように動かせません。


その一方でさまざまな体の動きを経験していかないと、体は発達していきません。そこで体育をはじめとする運動、掃除、給食、着替えなど、普段の学校の様々な活動のなかの動きから、体がそれに対応してうまく動かせるように仕向けます。教師は児童の発育段階があることを理解しつつ、用具の使い方に関して、持ち方や、姿勢、疲れないで書く書き方などを教えていきます。


こうして日々の書き方や漢字の書き取りの練習で、教師の指導ももらいながら、児童は学んでいきます。例えば2Bの濃さの鉛筆をどのように使えば、最適の濃さの文字をきれいに書けるか6年間かけて、実地で学んでいくことになります。




鉛筆は数ある用具のひとつにすぎない



自分で経験してどのように使えば、自分なりに道具を使いこなしていけるか学んでいくことになります。これはご家庭での生活でも同様です。



また、シャープペンシルと比較してその芯の保持の機構が鉛筆はシンプルです。小学生の用いる用具は、児童の理解力の応じてシンプルなものから、複雑なものへと段階に応じて登場することが多いです。鉛筆や定規が低学年で登場し、その使い方を学びます。徐々に複雑な道具が登場し、高学年ではミシンなども登場します。この段階ならば児童たちもご家庭で、当然のようにシャープペンシルなども使用しているでしょうし、電卓などの用具も使っているでしょう。


同時に体も発達してきて、手指の成長とともに複雑な動きができるようになり、微妙な手指の力加減も自分で調節できるようになってきます。鉛筆はこの場合のしきい値が広く、不器用な段階でもそれなりに筆圧にも幅広く対応できます。逆に小学校では鉛筆は基本の用具のひとつに過ぎず、たまたま小学校ではよく用いられるだけであり、それを上手に用いることができるようになることが教育の目標のひとつにあると結論付けることもできます。

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